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お隣さんのお子さんが紙飛行機を俺ん家の屋根にすっ飛ばしちまった!
苦心の末、危険な屋根に上がってみると、飛行機は見つからない!
水を流すダクト口を覗くと、うっすらと飛行機らしき影が見えた!
遥か下、約10メートルの地の底に!
いや、どうすんだよマジで。ダクトの幅は20センチ、とても人一人入れる幅は無し、
10メートルも下の物をすくい上げる様な道具、家にあるはずが無い。
つーかあの影はホントに紙飛行機なのか?ダクトの奥は真っ暗闇で、
日光が僅かに底を照らし出してるだけだ。生き物の屍骸とかだったらどうすんだ?
とりあえず、撤退。
頭の中にあったのは、腹が減ったのでカップめんを買いに行く事と、近所のリサイクルショップだった。
セブンイレブンで金を下ろし、セイコーマートで「欧州チーズカレー」と「限定版チキンラーメン」を数個購入。
あとツナおにぎりを2個。つーかコンビニおにぎりなんて数ヶ月ぶりだ。
帰り道に、件のリサイクルショップに入る。
なんかもう無造作に陳列(もはや適当に箱に詰めてブン投げてるまま)された様々な日用品の中から
釣り針・釣り糸・ついでにオモリを購入。
お湯を沸かす前に、買った三品を繋ぎ、再度爪先立ちで屋根の上に。
そろりそろりと針をダクトの中に垂らす。
屋根の斜面は全てダクト口に向かって下っており、下手をすれば糸ごとダクトに落とすんじゃないかとか、余計な心配をしてしまう。
いらないかもと思っていたが、オモリをつけたお陰でするすると下に下りていく。
やがて僅かに移る水面が揺らいだ。やっと底に到達した様だ。
懐中電灯を持ってきてないので、底の詳細が確認できない。ココからは感で釣り針を「飛行機の影」に
引っ掛けるしかない。
上げては下げての繰り返しを何度かやってると、「影」の形が変わった。引っかかったと思い、糸を引き上げる。
うっすらと影が大きくなり、少しずつ形状が確認できるようになる。飛行機の鼻っ面のようなものが見えた。
完全に引き上げる。
発泡スチロールで出来ている、薄ピンク色に塗装された、ご丁寧にプロペラまで付いている、打ち出し式の紙(紙?)飛行機だった。偉く格好よいデザインだ。
一晩水に浸っていたせいか、少し力を加えたら簡単に砕けそうだ。
風に軽く煽られただけで簡単に飛んでいきそうだ。それだけ重さを感じない。
羽虫の屍骸が至る所にへばりついている。ひえぇ。
撤退後、虫を取り除き、お隣さんへ飛行機を還す。何処に落ちてたか教えたら奥さん、えらく驚いてたなぁ。
何日待ってもそりゃ地面に落ちてこれる筈が無い。
お子さんの御礼を聞いて、とっとと自宅へ。一件落着。
さーてメシだメシ。
お湯を沸かして、新作のカップめんを食べようか。