まいど、
真マジンガー、凄まじい最終回でしたねw!ドリル汁です。
あれから3週間弱、何かマジンガーでも描こうかとしているんですが、
なかなか時間がとれず、せいぜいpixivに載せたもの1点くらいしかなく歯痒い思いをしております;;
せっかくなんでこちらにも。
なお、今月は大チョンボをやらかした所為でお休みをしてしまったペンギンクラブ。
現在がんばって次々回の原稿を描いてる真っ最中です。 ホント申し訳ありません;;
月末にはサンプルなども載せて改めて紹介させて頂きます。スンマセン(;゚ H゚)ゞ
俺が真マジンガーを見始めたのは7月末。ちょうど配信版が配信されなくなった17話以降でした。
(実際に配信版がなくなってしまったのは16話から。石川賢版マジンガーZに登場したケドラが初登場した回でした)なので、BD-BOXを購入するまでは、配信版は現在公開中の第1話しか見ていなかったという有様。
マジンガーZEROを髣髴とさせるぶっ飛んだゼウス様のロケットパンチとか。
頭部のカラーリングがグレンザイザーチックな燃え燃えのハーデス様とか。
色々と引き付けられる要素が多く、結局関連商品まで買う様に。
■期間限定一挙公開版を観る機会もありましたが、ソレと比べると17話以降から徐々に作画が歪んでしまっていった事と、
色々とちりばめられたキーワードがあまり生かされず最終回を迎えてしまった事。
個人的に残念だったかなと感じたのはその2点位です。
作画に関しては、監督自身、とある講演会でもらしていたそうですが、
予算が渋られ、少ない枚数でアニメを作らなければならなくなった事と、
若い世代に技術などが受け継がれず、腕の良い職人が減ってしまったとの事。
作画に関しては名のある制作会社でなければ、今のご時勢、良い物は観られないのだろうと半ば諦めてしまっております。なのでこの辺りはあまり言及しません。
生かされなかったキーワードとは、光子力やケドラなど、素敵な設定があまり使われずに物語が終わってしまった事。
光子力の強大さは表れていたものの、その不安定さはあまり描かれず、それを動力源としている「神にも悪魔にもなれるマジンガーZ」があまりにも強調されなかった事。
寄生生物ケドラにしても同様で、一度だけマジンガーZを悪魔の様相に貶めたのみで、某人物を醜い姿に変えてしまったのもあまり印象に残らなかった感があります
(大体予想通りの展開だったので)。
只、このあたりは配信版が存在しない回なので、製品化された際にはまた違った印象が出てくるかも知れませんが。
■もっとこう、只格好良いだけではない、善悪混ぜ込んだ「恐ろしいマジンガーZ」を観たかったかなとも思いましたが、
おそらく「二番煎じ」になるので描かれなかったのかなと。
何の二番煎じかというと、それは今川監督が作られた前作「鉄人28号」です。
これでは、戦争の遺物・兵器などという負の要素と、人々の味方・主人公の分身などという正の要素を鉄人28号に内在させ、その不安定さと恐ろしさをこれでもかと言うほどに表現されています。
未知のエネルギーなど共通して描かれる今川監督の「要素」ですが、意外と何度も同じ要素をメインに描かれる事は無い様に感じます。
ジャイアントロボで大きく取り上げられた「新エネルギーの有用性と恐ろしさ」は、以降の作品でメイン所で取り上げられることも無く、
鉄人28号で描かれた「恐るべき主役ロボット」はマジンガー、そしてジャイアントロボでも大きく取り上げられる事は無かったと思います。
インタビューなどで「同じ様なものを作るつもりは無い」というような事を述べていた今川監督が、真マジンガーで描きたかったテーマには、恐らく「恐るべき主役ロボット」は含まれなかったのかなと思った次第。
共通点は多い。
だけどメインテーマは毎回違う。そんな所なのかもしれません。
■ちなみに某サイトではその今回のテーマとは、「永井豪的なモノ」との事。
とはいえ俺の知ってる永井豪といえば、10年以上前に中古屋で立ち読みしたマジンサーガ位なもので、あまりよく判りませんでした。
後半のあの凄まじい、怒涛のトンデモ展開が「永井豪的なモノ」なのであれば、そうなのかも知れませんが。
また、さらに贅沢を言えば、13~15話のドナウα1がらみのお話を、もっと本筋に絡めてほしかったかなと。
あの腹部に顔がついているという、最終話に出てきた地獄王や暗黒大将軍に似た形状、
そしてケドラ・ミケーネの機械神を髣髴とさせる人工知能制御であるという事。
若き日の女将がさんが驚愕し開発者ハインリヒを殺害せしめたほどの理由として、その辺りももっと深く掘り下げてほしかったかなと思った次第です。
いや、こういうのは、恐らく求めちゃ駄目なのかなと。
口をあけてギャンギャン餌をねだるのはひな鳥だけで十二分だとも思うので、
自分の出来る範囲で、真マジンガーを掘り下げ拡げていければなと。
例えばpixivでファンアートを投稿してみるとか、
例えばブログ等でオススメレビューを公開してみるとか。
恐らくソレが、過去の作品を遺物にせず現代・後世に繋げる事になるのだと思うのです。
世代を理由に新しきを貶め作品を独占しマニアックにしてしまうのは、いずれ作品(コンテンツ)を滅ぼす事になり兼ねないのではないかと思うのです。
偏狭なトッチャンボウヤの墓穴に一緒に収めるには、マジンガーZはあまりにもでか過ぎる、
いや、白蟻の巣程に穴が小さすぎるというものです。
そうですね、時間を見つけて同人なんぞ描ければよいかなと思う次第。マジンガーの。
エロ同人と平行してねw
それではまた月末(;゚ H゚)ノシ