ブログ・ドリルジル

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今年は本当に、「精彩を欠きまくった年」と言わざるを得ません。
兎にも角にも、原稿に向かう集中力が著しく減少し、気が付きゃテキストで妄想ノート書きまくってたり
PS3起動してたりPSP起動してたりvita起動してたり3DS起動してたりWiiU起動してたり…。

完全に漫画や、絵を描く事が苦痛になってしまっています。
以前、俺みたいに漫画描きたいと仰って下さった方に、止めておけと偉そうに口上を並べ立てた資格など
どこにもありゃあせんのです、本当は。

もう「嘘吐きのドリル汁」とあだ名されても文句の言えない状況です。

一体何が良くないんだろう。何が原因なんだろう。

基本、俺は 特に順位を知るのがおっかなくて、読者アンケートを見る事はありません。
読者からの提案を見聞きしても、結局自分の好きな様に描いちまうので　余り参考にはしません。
以前、珍しく 女幹部モノで読み切りを描いてみましたが、お返事といえば「前のようにショタとの絡みが良かった」
といった、過去作は名作 と言うご意見だけで、後はとんと感想を聞きません。

きっとアンケにも何の反応もないんでしょう。

もういい加減、誰の為に描いているのかわからなくなってくると、後はもう自己愛を貪るしかなくなる訳で、
気持ちも内に篭り、一番欲求を満たしてくれる ゲームや妄想、動画サイトにはまり込んで行くんですな。

集中力はきっと、そんなに減退していません。
だってゲームだけで飲まず食わず便意も忘れて朝から晩までゲームに没頭するんですもの。

「誰も読んでいないものに対して時間や労力を割くなんて バカバカしい」
心のどこかで、強くそう感じているんだと思います。

なんとかしなきゃと思いますが、来年の単行本を出したら　もう漫画描くの止めようかな　とすら思い始めているのが
現状です。
こういった相談、地元の知人らにもう何年も前に打ち明けたのですが、以来殆ど口を聞いていません。
あぁこいつらに話してもどうせ理解してくれねーんだな　と決め込む事にした次第。
我ながら酷い仕打ちをしたものです。

未だに描き続けられる、楽しく続けている人達は、俺が感じた限り　強い使命感や、ファンとの繋がりを強く感じているからだと思うのです。

「みんなきっと喜んでくれると思うから、艦これの本を描いてみたんですよ」
ある売れっ子作家さんの言葉です。正直、この時ほど嫉妬した事はありません。
こう思える人が、きっと最前線で長く もの作りの仕事に就けるんだと感じました。

自己愛だけの人間は、自分の狭量な枠の事しか出来ないんですね。とてもつまらない奴だと思います。
死ねばいいのに。